公募研究Bの坪井泰之教授(大阪公立大)らの論文がAnalytical Chemistry 誌に掲載されました。本研究は公募研究Cの柚山健一講師(大阪公立大)との共同研究です。

2024.10.11

公募研究Bの坪井泰之教授(大阪公立大)らの論文がAnalytical Chemistry 誌に掲載されました。本研究は公募研究Cの柚山健一講師(大阪公立大)との共同研究です。

本研究では3本のレーザー光を用いて光分解性マイクロカプセル(リポソーム)からの分子(薬剤)放出を「ひと粒」ごとに捕捉して分析する手法を開発しました。製造工程で生じる物性や機能のバラつきを一粒ずつ分析することで、より高性能な医薬品マイクロカプセルの開発にも役立つ可能性があります。マイクロカプセルを捕捉するレーザー光を光渦ビームにすれば放出速度を変化させることも可能かもしれません。また、リポソームは優れたキラル認識能やキラル変換能を有する場合があり、本研究のキラル応用も期待されます。
本研究成果は、2024年7月30日、学術誌「Analytical Chemistry」 にオンライン掲載されました。

https://doi.org/10.1021/acs.analchem.3c05950