公募研究Aの松尾光一准教授(広島大)らの論文がAnalytical Chemistry 誌に掲載されました。

2024.10.17

公募研究Aの松尾光一准教授(広島大)らの論文がAnalytical Chemistry 誌に掲載されました。

広島大学放射光科学研究所の松尾光一准教授、広島大学先進理工系科学研究科の橋本聡大学院生らのグループは、放射光円二色性分光法とマイクロ流路デバイスを組み合わせた時間分解測定法を開発し、生体膜との相互作用過程にあるタンパク質の動的構造変化を観測することに成功しました。タンパク質と生体膜の相互作用は疾患原因物質の形成・抗菌性 機能・細胞内物質輸送などの生命現象に関わり、これらの複雑な発生メカニズムの解明への貢献が期待されます。また本研究手法はタンパク質のみならずアミノ酸や核酸、糖類など様々なキラル物質への応用にも期待されます。
本研究成果は、2024年6月22日、学術誌「Analytical Chemistry」 にオンライン掲載され、また、日刊工業新聞(令和6年8月1日付)と科学新聞(令和6年8月30日付)にて紹介されました。

https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.analchem.4c00556