計画研究C02班 蓑輪陽介准教授(京都大学)らの論文が、Nature Physicsに掲載されました。
2025.01.17
京都大学 蓑輪陽介准教授の研究グループと大阪公立大学 坪田誠教授らの共同研究グループは、極低温の液体である超流動ヘリウム中の渦である量子渦を操作することで螺旋状の励起であるケルビン波を世界で初めて意図的に生み出すことに成功しました。帯電した微粒子と量子渦の相互作用を利用したものです。3次元的に螺旋状に振動する様子を可視化することができました。この成果は、レーザーアブレーションという光技術と低温物理学を融合する研究であり、量子渦の研究に「励起・制御」という新たな観点を導入するものです。
本研究成果は、2025年1月13日(現地時間)に学術誌Nature Physicsに掲載されました。
https://doi.org/10.1038/s41567-024-02720-9