東北大学多元物質科学研究所の新家寛正助教・押切友也准教授の研究グループは、円偏光照射によりMie共鳴が励振され、その近接場で光学キラリティの増強が期待されるシリコンナノディスク構造体を結晶核形成サイトとしてNaClO3キラル結晶化を誘起すると、円偏光のみでは得られない統計的に有意な結晶鏡像異性体過剰率が得られることを発見しました。
本研究成果は、2024年2月5日（米国太平洋標準時間）学術誌「The Journal of Physical Chemistry Letters」 にオンライン掲載されました。

https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.jpclett.3c03303