公募研究C・産業技術総合研究所の斎藤滉一郎主任研究員らの論文がNano Letters誌に掲載されました。
2024.10.07
産業技術総合研究所の斎藤滉一郎主任研究員らのグループは、溶液中に分散した金ナノ粒子に円偏光を照射して銀を析出させたところ、それらのナノ粒子にキラリティーが発現することを見出しました。円偏光の利き手(左回り・右回り)や波長(色)に応じて、キラリティーの反転や円二色性スペクトルの変化が観測されます。この結果は、円偏光によるナノ物質操作の可能性を拡張する新たな知見です。
本研究成果は2024年10月2日、米国化学会の学術誌「Nano Letters」にオンライン掲載されました。
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.nanolett.4c03183