大阪大学大学院基礎工学研究科助教の桶谷龍成助教らの研究グループは、医薬品中間体として利用される一級アミンのキラル結晶化によるデラセミ化を達成しました。イリジウム触媒を用いることにより、溶液中におけるアミンのラセミ化と結晶化を両立させました。今後、イリジウムの光触媒能を利用したラセミ化反応や光との相互作用を利用したキラリティ制御への展開も期待されます。
本研究成果は、2024年6月11日（米国太平洋標準時間）学術誌「Crystal Growth & Design」 にオンライン掲載されました。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.cgd.4c00604