計画研究C01・尾松孝茂教授(千葉大学)らの論文がAPL Photonics誌に掲載されました。
2024.10.08
千葉大学分子キラリティー研究センターの尾松孝茂教授、千葉大学大学院融合理工学府の石原佳奈さんの研究グループは、アゾポリマーにフェムト秒の光渦パルスを照射することで、周回方向に花弁状の表面レリーフが形成されることを発見しました。花弁の数(4-8)は光渦のトポロジカルチャージが大きくなると、また、照射する光渦のパワーが大きくなると増えていきます。レリーフの凹凸構造は高さ約50-400ナノメートル程度で光渦のパワーに応じて高くなります。この結果は、アゾポリマーの物質非線形応答を介して起こる光渦の空間モード不安定性を示唆するだけでなく、書き換え可能な多重光メモリを可能にするものです。
本研究成果は、2024年10月7日に学術誌「APL Photonics」 にオンライン掲載されました。
https://doi.org/10.1063/5.0235638