京都大学工学研究科の前多裕介教授らの研究グループは、微細加工技術でマイクロウェルに封入したバクテリア集団運動を解析し、キラルアクティブマターの集団運動に現れる渦ペア秩序を見出しました。２つあるいは３つの渦が回転方向を揃えるパターンからフラストレートされた渦ペアに転移する際に、アクティブマターであるバクテリアのキラリティーが同方向回転を安定化することを明らかにし、その秩序形成のメカニズムを理論モデルとの比較から明らかにしました。
本研究成果は、2024年8月12日に学術誌「Physical Review Research」 にオンライン掲載されました。

https://doi.org/10.1103/PhysRevResearch.6.033166