計画研究B03・田口敦清准教授(北海道大学)らの論文が、Physical Review Appliedに掲載されました。
2025.02.13
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北海道大学の田口敦清准教授の研究グループは、円偏光の回転方向に選択的に結合する光アンテナ構造を発見しました。この3次元ナノ構造は、高自由度設計技術であるトポロジー最適化を活用して設計され、従来の二次元キラル構造と比較して特異な特性を示します。さらに、近接場の解析により、遠方から入射する円偏光が保持する光学キラリティが光学構造内で圧縮され、ナノスケールで局在化する挙動が明らかになりました。本成果は、光学キラリティのナノスケール制御に新たな視点をもたらすとともに、構造設計の指針を提供します。
本研究成果は、2025年2月11日(現地時間)に学術誌 Physical Review Applied に掲載されました。
https://doi.org/10.1103/PhysRevApplied.23.L021002